ごちそうを楽しんだ後の食べ方のコツ

§ 食・健康 §

減らし方にはコツがある

年末年始のごちそう三昧で食べ過ぎが気になっている頃。そんな時にやりがちなのが “食べ控え” 。でもそれ、もしかしたら逆効果になっているかもしれません!

食べ過ぎた分、量を控えれば相殺されて元に戻りそうな気がしますが、残念ながらそうは問屋が卸さないのが現実。やみくもに食べる量を減らしてもうまくいきません。減らすにも減らし方のコツがあるのです。

この数日で食べた物を思い返すと「おかず」の割合が圧倒的に多く「主食」の割合が極端に少なくありませんか? この「おかずの割合が圧倒的に多い」というのがポイント。

ここでもう一度「主食」「主菜」「副菜」を思い出してみましょう。
(読んでいない方はこちらから)


【主 食】
「ごはん・パン・麺類」などのいわゆる炭水化物。活動のエネルギー源や体温のもとになります。
【主菜】肉、魚、大豆製品、卵などのたんぱく質を使った一品。細胞、筋肉、骨、血液など体を作る材料になります。
【副 菜】野菜・海藻・きのこ類など、ビタミンやミネラル、食物繊維が多く含まれる食品を使った一品。体の調子を整えてくれます。

年末年始の食事バランスは、おかずに当たる「主菜」「副菜」は沢山食べたけど「主食」が極端に少ないという状態になっています。これを栄養的に見てみると、体を作る材料や体の調子を整える物は沢山食べたけど、活動のエネルギー源が極端に少ないというバランス。更におかずの割合が多いことで無意識に脂質の割合が過多になっています。

つまり食べ過ぎとは全体量の事ではなく「おかず過多」の状態のこと。おかずの割合が多いと「主食」の割合は必然的に少なくなります。「主食」は活動のエネルギー源。その割合がが少ないという事はエネルギーを生み出しにくくなり代謝の低下にも繋がるということ。そして代謝の低下により、太りやすい体内環境になったり胃腸の働きが鈍くなり、いわゆる私達が食べ過ぎたと思ったときに感じる体調の変化が出てくるのです。その状態で食べ控えをするという事はますます代謝を低下させてしまう事になり改善どころかかえって逆効果!

ごちそうの食べ過ぎで太ったから痩せたい!体の調子を整えたい!ならばポイントは2つ!
1.「主食(ごはん)」の量を意識して増やす。
2.脂質の割合を減らす。

全体量を控えるやり方では効果はありません。

簡単リカバリー術

ではどう整えるか!食べ過ぎのリカバリーに必要な事は二つです。


・「ごはん」を1食につき最低お茶碗1膳分しっかり食べる(女性なら目安150g~200g程度)

・みそ汁を具沢山にする(根菜・緑黄色野菜・きのこ類・海藻類などを4、5種類入れる)

 たったこれだけ。

ごはんをしっかり食べる理由は活動のエネルギーを沢山生み出し代謝を上げたいから。
そのためにはビタミンやミネラルのサポートが必要なので、みそ汁に数種類の具を入れます。この『しっかりごはん&具沢山みそ汁』の組み合わせで、代謝を上げるためのエネルギーとそれをサポートする栄養の補給ができます。さらに油を使わずに調理できるので自然と脂質の割合も抑えられます。まさに一石二鳥ならぬ一石三鳥!

あとは肉か魚でたんぱく質を摂れば立派なリカバリー食に! その時も出来るだけ油を使わず調理をすると脂質の割合はさらに抑えられます。

~ ま と め ~

★全体量を控えるのは逆効果(代謝がより低下する)
★しっかりごはん&具沢山おみそ汁で簡単リカバリー
★控えるのは脂質。調理に使う油を控えて脂質の割合を抑える

楽しみながら美味しく食べたご馳走。食べたことを後悔するのはもったいない!上記の3つのポイントをおさえてストレスなくリカバリーしてみて下さいね。

※ごはんを沢山食べるのが不安という方は「主食は断然ごはん」を参考にして下さい

タイトルとURLをコピーしました