「食事」の優先順位をちょい上げする
忙しい現代人。時間に追われて食事を摂るのもままならない!そんな毎日を送っていませんか?その様な日常でつい削られるのが食事の時間。それでも忙しく活動できるのは何故なのでしょう。それは体が入ってきた栄養を駆使して常にエネルギーを作り出してくれてるからです。しかし栄養に偏りがあったり栄養そのものが足りない状態が続くと“やる気がでない”“だるい”“すぐに疲れる”など『不定愁訴』という形で表れます。それは「今の食事見直して~!」という体からのサイン。しかしほとんどの人はそのサインを無視して薬を飲んで一時的にしのいだり、場合によっては倒れるまで頑張ってしまいます。
「食べることは生きること」とよく言われますが、私達は日々の命をどう繋いで毎日を生きているのかを教わったことはありません。それはなぜか?お腹の中で生命として誕生した時から命を繋ぐための営みを体がオートメーションで絶えずしてくれているからです。このオートメーションの機能を自分の意志でコントロールすることは出来ませんが、機能効率を上げて活性化することなら出来ます。それが「食事」です。
「食」は生きる源であるはずなのに、忙しいという事を理由にそこにかける時間を削る今の生活の在り方はとても勿体ない気がします。ただ、それはあなただけの責任ではなく世の中全体の風潮として食事に時間を割けない現状を抱えているという事も事実です。じゃあどうするればよいのか?まずは意識だけでもいいので自分の中で「食事」の優先順位をちょい上げすることから始めてみましょう。
野菜不足はだくさんお味噌汁で解決
食事に十分な時間を割けない!でも健康は気になる!野菜もきちんと摂りたい!そんな時の強い味方が具だくさんのお味噌汁です。一品の中に数種類の具材をギュッと入れる事により栄養価が格段にあがり、おかずを何品も作る必要がなくなります。また調理の手間も省けます。
何種類入れたら具沢山なの?
エミールの定番具沢山お味噌汁の中身を大公開!
<毎回入れる物>
・玉ねぎ・大根・にんじん・ごぼう ・じゃがいも等の芋類・えのき ・豆腐
プラスアルファーで旬の物や海藻類を入れる事もあります
|
玉ねぎを入れると甘味が出て味がまろやかになり、根菜類を入れると味に深みが出ます。いろんな具材から出る天然の出汁とお味噌が融合した時それはそれは贅沢な味わいに。ボリュームもあるのでおかずとしての満足感も充分!我が家は平均7種類~10種類具材を入れていますが、まずは4種類ぐらいからスタートしてみると日常的に取り入れ易いと思います。具材の選び方のコツとして「根菜類と緑黄色野菜の中から3種類と・お好みのキノコ類から1種類」の合計4種類で考えると栄養的なバランスもよくお勧めです。野菜は火を通した方が一度にたくさんの量を食べられます。その様な観点からみても根菜や緑黄色野菜は火を通して食べる性質の物が多いのでみそ汁の具材として使う事で効率よく野菜不足を補う事ができます。
忙しいからこそお味噌汁を習慣にする
みなさんはどれ位の頻度でお味噌汁を飲んでますか?近年日本人の食スタイルが変わり食卓にお味噌汁が登場する頻度が減りましたが、一度にたくさんの野菜を摂ることが出来るという利点がある他にもお味噌汁にはさまざまな嬉しい効果があります。
あったか~いお味噌汁を一口飲んだ時「あ~沁みるぅ」と体の力がフッと緩んだ経験はありませんか?お味噌には癒し効果や神経鎮静、興奮抑制、血圧降下、リラックス作用など精神的な部分に効果的な栄養素が豊富に含まれています。私たちの体には交感神経と副交感神経という2つの自律神経があります。通常は夕方を境に活動モードの交感神経から休息モードの副交感神経に切り換わるのですが、忙しい現代人は交感神経がずっと働きっぱなしになりがちです。そうすると体が休まる時がないので寝ても疲れが取れないという状態になってしまい、翌日の日中の活動効率が下がってしまいます。
だからこそお味噌の力を借りることで心も体もリラックス!そうすれば副交感神経のスイッチも入りやすくなり、疲れた体がリセットしやすい状態に。また味噌は発酵食品なので、通常の大豆の状態にはない酵母や乳酸菌などの栄養素を含んでおり体内へも吸収しやすいと言われています。まさに具だくさんお味噌汁は忙しい現代人の強い味方!日々の食事に上手に取り入れて健康維持していきましょう。セットでごはん(お米)をしっかり食べる事も忘れずに。ごはんとセットで食べることをお勧めする理由はこちらから。