知らないと損をする噛むことのメリット

§ 食・健康 §

食事の内容の前に大切なこと

エミールのお勧めしている食事は年齢も性別も関係なく一生変わらない食べ方。さらにカラダの機能を根本から活性化するものです。ただ、消化や代謝には個性があるので同じものを同じに食べてもカラダへの作用は千差万別です。

エミールお勧めの食事に変えてみたけどなかなか変化が感じられないという方は何を食べるかよりもまず振り返って欲しい事があります。それは・・・・・・

よく噛んで食べてる?

最近の傾向として「朝は食べない」「お昼は仕事の合間に時間に追われて掻き込む様に」「夜も帰宅後バタバタの中で食事はササッと終わらせる」こんな毎日を送っている方が少なくないと思います。

例えば “健康診断の数値で引っかかった項目がある” とか “最近太ったかも” など、気になる事があると体に良さそうな物を選んで食べる事はあっても食べる時は「ただ食べているだけ」になっていませんか?

咀嚼回数の歴史をみると「弥生時代 約4000回」「江戸時代 約1600回」「現代 約600回」と言われています。なんと現代人の咀嚼回数は弥生時代の約6分の1。近年噛まないことによって起こる健康問題が懸念視されています。そこで咀嚼回数の多かった弥生時代の歴史上の人物 “卑弥呼” にかけて表した標語が生まれました。

 

噛まなきゃもったいない!

噛むって消化の負担を軽くするだけじゃなくて沢山の効用があります。

『卑弥呼の歯がいーぜ』


☆「ひ」:肥満防止
よく噛むと満腹中枢が働き満腹を感じる。結果食べ過ぎる事がなくなり肥満予防にもなる。


☆「み」:味覚の発達
よく噛むことで食べ物本来の美味しさを感じ味覚が発達する。


☆「こ」:言葉の発達
噛むことにより顔の筋肉が刺激され言葉を正しく発音できるようになる他表情も豊かになり、リフトアップ効果も。

☆「の」:脳の発達
脳に酸素と栄養がしっかり送られ血流が良くなって脳が活性化。認知症予防の効果も大!

☆「は」:歯の病気予防
唾液がしっかり出るようになり虫歯や歯周病の予防につながる。

☆「が」:ガンの予防
唾液に含まれる酵素に発がん物質の作用を消す働きがあるといわれている。

☆「いー」:胃腸快調
消化酵素がたくさん出て消化を助け胃腸への負担が軽くなる。

☆「ぜ」:全力投球
しっかり噛むことで歯やあごが鍛えられ、食いしばったり、ここ一番での力が入る。結果として生活の質の向上にもつながる。

 

♪エミール的 噛む効用の考察♪

「噛む」とは「咀嚼する」こと。食べている物がどんな物でどの様に消化吸収すればいいのかを噛むことによって読み取り、カラダはそれに合わせた働き方をしているのです。つまり「噛む」=「情報収集」。なので、噛まずに早食いをするということは食べている物の情報収集ができないという事。カラダは食べたものをどう消化吸収すれば良いのか分からないので、理解するのに必要以上の時間とエネルギーがかかってしまいます。そうすると本来の力が発揮できなくて消化吸収や代謝の働きも鈍くなります。

エミール的 噛むことの効用:『噛むこと=食べ物を理解すること』

何を食べるかを意識するのも大切ですがそれ以上に大切なのはよく噛んで食べることなのです。血肉となってもらうには食べた物を理解し仲良くなるのが一番!人間関係と同じですね。

よく「何回噛めばいいですか?」とご質問をいただくのですが、回数ではなく唾液がしっかり出てるかを意識しましょう。唾液と食べ物が口の中でしっかり混ざったのを感じたら飲み込んでOK!のサインです♪

 

ま と め

ザッとみても噛むことにはこれだけのメリットがあります。しかも無料!これはもうやらない理由はない!!いつも何かしながら何となく食べ物を口に運んでいる方や10分以内で食べ終わる方は、ぜひよく噛んで食べる習慣を付けて欲しいと思います!最初の一口を意識して食べるだけでも体の反応は違ってきますよ。

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